どうぐおとしのデッキレシピと1年の振り返り

  バイトも終わり年末暇な時間に、今年SMレギュで一番お世話になったであろう(言うて2か月だけど)このデッキを記録しておこうと珍しく気分が乗ったので書きました。割と長めになったので年末年始の空いた時間にでもご覧ください。低ラン大学生のレポートなので添削してやってください。

 

デッキができた流れ

 ダークオーダー発売日、箱を開けるとミカンSRが当たりました。毎弾ごとに出たSR以上を使ってデッキ作りを行っているのでニダンギルとミカンを使ったデッキを作成しようと決めました。しかし中々まともな構築にならず、諦めてミカンは抜いてネットにあった良さげなレシピに作り変えてどうぐおとしの使用感だけ試して解体しようと決意。しかしながらこれが思いの外強く、この時ニダンギルに可能性を感じました

よくよくテキストを見てみるとニコタマ1枚で自分の場だけで180までダメージが出せる。強いやん。当時気になっていた海外の祠マッシと比較して、ニダンギルと同じ役割である1エネで高打点を出せるダストダスマニューラと比較した際に、相手依存ではなく自分で先2から180+ハチマキ30までダメージを伸ばせるという点がとても魅力的に感じました。そう思いデッキを煮詰めていこう決めたのがきっかけです。

 

 

デッキレシピーどうぐおとし

(デッキ名って「どうぐおとし」と「ニダンギルどっちが良いのだろうといつも考えてる)

 

f:id:poke_eupho:20181231153145p:plain

【デッキコード】LQNinN-cL8831-L6LLgN

 

ポケモン(14)

ヒトツキ(だんまつま)3

現カードプールでヒトツキは3種類あるが、2種あるHP60のそれぞれのメリットは鋼タイプはゴーグル対応、超タイプは70ジェットパンチを耐えれる、そしてお互いフェザーアロはくぎんを耐えれる、主にこの3つである。しかし、それを差し置いても祠と合わせて打点調整出来るHP50であるだんまつま持ちの方が強力なのでこちらを採用。

 

ニダンギル3

メインアタッカーなのに3-3ラインって本当?という意見をたまに聞かれることがあった。理由の1つ目は代わりにタンカが3枚入っていること。序盤にボールは使ってしまうことが多いため、このタンカが願い星でサーチ出来るか否かというのが現物を入れるのと大きな差別点になる。2つ目は他のデッキと比較してエネが少ないこと。基本的に使えるのはニコタマ4+カウンター1枚。ゆえに3-3ライン+タンカ3で足りると思いこの枚数。あと盤面に3体以上立てることもほぼないため。

 

マッシブーン2

今やジラサンサンにまでも無理矢理出張してくるインチキカード。他のピン刺しデッキと違うポイントは、下技も打てるタイミングが意外と多いのと、ばら撒きで2枚取りされない限り必ずスレハンタイムに入ること。

 

ジラーチ2

構築知られてる人に対してスタートすると2枚しか入ってねーじゃんってキレられるカード。スケボがジラーチの為だけにならず、打点upカードになるので他デッキよりすんなりこの2点セットが入る。3枚目は初手スタート目的以外では腐るのであまり入れたくない。

 

メタモン1

基本的にはマグカルゴに進化したい。中盤以降まで取っておくとベトンや滅亡の餌食になるのでそれまでに進化しておきたい。

 

マグマッグ1

メタモン合わせて2-1ラインあり、1体立てれば基本良いのでまぁ足りる。ニコタマで逃げれるのとミラーカードがこっちしかないのでHP70採用してるが正直HP80でもあんまり変わらないのでお好み

 

マグカルゴ1

このデッキの61枚目はこの2枚目に割きたい。この子がいる事で足りないパーツを確実に1枚補完できる有難いポケモン。新潟の最終調整で「結局10戦9-1するには上振れしないと無理やろ」ってサイド落ち考慮せず減らした名残で現在も1枚。

 

ヤレユータン1

じならしさいはいねがいぼしは最強3点セット。この子の役割でジラーチと違う点はエネを持ってこれる事。タンカですぐに回収でき、サイド落ちしても願い星である程度は回るので1で足りる。

 

トレーナーズ(39)

グッズ(23)

ハイパーボール4

これが無いとポケモンが盤面に揃わないのは勿論、手札が3枚以上でさいはい出来ない時に枚数を減らせる唯一のカードなので確定4枚。リーリエ4投ともとても相性が良い。

 

ネストボール4

このデッキは全ポケモンで盤面を整えていくデッキなので、早めの展開がかなり重要なため4枚。

 

レスキュータンカ3

盤面の欠けをすぐに補完できる便利カード。2枚と3枚では体感の使い勝手がかなり違ったので自然と枚数が増えていった。

 

ポケモンいれかえ1

ジラーチで欲張り願い星したり、カルゴなどを縛られバラ撒きされた時の解決札。後は初手スタートした逃げ2を退かせられたらラッキー。じならしで持ってこれ、打つ場面もあって1回なので枚数は十分。手札に余ってる場合は死に出しでジラーチ以外を出して消費してください。

 

ポケモンのどうぐ(11)

ムキムキダンベル4

このデッキのメインカードの1つ。ジラサンルガゾロズガアゴなどに対して打点UPカードの枚数を1枚多く要求出来るのでハチマキよりも優先してニダンギルに貼りたい。でも最優先はカルゴ。

 

エスケケープボード4

言わずもがなジラーチとのシナジーが良く逆に貼らないと展開がスムーズに行かないので4枚。

 

こだわりハチマキ3

ハチマキだけ何故3枚なのかと言うとダンベルが強すぎるため。ニダンギルのHPがダストのように120であれば4枚だったかも。3枚入っている祠と合わせれば環境のHPは見れると判断。

 

サポート(13)

リーリエ4

ハイボネストと合わせて初手にガン回ししたいため4枚。基本的に手札枚数が少なくなるデッキであり、じならしと合わせて中盤以降も安定したドローソースになる。

 

グズマ4

最初は3で回しており実際足りていた。4に増やした理由は流行りジラーチ対策にベトンをよく見るようになったため。解決策として思いついたのは単純にすぐに狩ること。そうなった場合に立てられた段階で既に手札にある確率を少しでも増やしたかったため4枚になった。盤面崩されてからのベトンは無理。だが実際腐るカードでも無かったし対策方法の中でこれが一番丸かった。

 

ジャッジマン2

ジラサンって手札抱え込むんだなって気づいた時に、じゃあジャッジ強いんじゃね?って増やしたら実際強かったカード。自分は特性3点セットで事故回避できるのでよくよく考えればそりゃ相性良いわって後々気づいた。

 

シロナ2

じならし非対応だが抱え込んだエネ戻したり確実に6枚引き直せるので何だかんだやっぱ強い。

 

エリカのおもてなし1

タッグボルト発売後にシロナ3枚目と唯一変えたカード。自分の中ではあまり評価の高く無いカードだが手札が基本少なく、じならしドローできるのでこのデッキに関しては相性が良い。増やしても良いが現段階ではここで構築のモチベが止まっている。

 

スタジアム(3)

戒めの祠3

gx0枚のこのデッキには非常に相性が良い。ゾロアークに対して原野割りつつ3点乗せればダンベル付きの180でも倒せる。その他マウンテンやポータウン、割れなければ死活問題のラビリンスなど割っておきたいスタジアムは多い。

 

エネルギー(7)

ダブル無色4

ルールが4枚までなので4枚。この枚数上限のせいで進化ラインが3-3で足りている。

 

カウンターエネルギー1

これがあるとどうぐおとしは勿論、ふりまわすを使えるのが非常に強い。状況によっては腐るので1枚。

 

ビーストエネルギー1

マッシのお供。ハチマキ合わせて180出せたり、かいてんコケコを最小パーツで処理できるパワーカード。入れない理由はない。

 

闘エネルギー1

増やしたいカードの1つ。万が一のデンジュモクや、そもそも上記の2枚ではスレハンを確実に打つには足りないため採用。

 

 

基本的な立ち回り

 序盤はニダンギル2・ジラーチ・カルゴ・ヤレユ・マッシ各1の合計6体を理想盤面とし、それを目標に全力でポケモンとボールを引きに行く。サイド落ち確認は進化ラインとエネの枚数を見れればよし。メタモンは単純にヒトツキマグマッグどちらか足りない時に使うか、2体目のヒトツキを出そうとする際に、返しでカルゴ狩られる可能性あるなと思ったら間の択として代わりに出してください。エネは絶対ハイボで切らない。仕方ない状況でも1枚まで。

道具の貼り先ですが、相手によるがニダンギルの優先順位は基本ダンベル。一番道具の恩恵が少ないヤレユータンには手札に余った不要な道具を持たせてください。

じならしは足りないパーツがある時やドロソが無い時は勿論采配願い星の前に使って良いのですが、特別必要なものが無い場合はサーチしにくいエネルギーや使う場面が多いグズマなどを次のトップドローとして持ってくるため最後の技を打つ前に使ってください。(ジャッジ破れかぶれ等を次ターンに打たれると思った場合は例外)

 

デッキごとの相性

ジラサン-微不利

エレキパワーを下手なタイミングで使わせられるかがポイント。そうすると中盤以降のダンベル込み130に対してエレパ2枚相手が用意できずにサイドレースで勝ち切れる。gxを早めに出してくれる相手は楽だが、コケコgxに130連打で複数体倒される事は避けたい。

 

ルガゾロ-有利

早めに祠を貼れれば動きが相当楽になる。2枚取りできるようなカードも入っている事が少ないためスレハンでgx倒せれば大体勝てる。不意の改ハンとかには注意。

 

レックガノン-有利

HP180以下のgxは総じて有利なはず。レックもガノンも要求道具枚数が6枚なのが面白い。と言うかハチマキ対象でないガノンの方が処理が大変。レックを出さずにガノンシェイミで殴ってくるのには限度があるのでどこかしらで盤面に出るgxを狩れれば負けないはず。

 

ズガアゴ-有利

一見弱点だがそもそもオーバーな火力なので気にしなくてよい。しかし、こちら側も180は軽く届きやすいラインのため、2枚ロストさせる為にもダンベルを貼ることが多い。何よりアーゴヨンが抵抗で60しか出ないため、2回攻撃されてもダンベル130ニダンギルを倒せないのが大きい。そのためズガドーンで殴らざるを得ないのでサイドレースを有利に運ぶことができる。ウルトラスペースでマッシを呼べることは忘れずに。

 

ウルネク-微有利

かいてんコケコが入ってるか否かで相性がだいぶ変わってくる。こいつに複数回技を打たれると締めの滅亡で逆転されるため警戒が必要。ギラティナに関しては130+特性10-抵抗20で120ダメ―ジなので10耐えることができるため特別嫌な相手ではない。とにかく滅亡のケアを常に意識。

 

ギラマネロ-不利

思ってた以上に不利だと後々気づいたデッキ。ギラティナではなく「のろいのおふだ」が本当にどうしようもない。上記のギラティナの打点計算にこいつが入るだけでポケモンがポコポコやられていく。どうぐおとしの打点が上がるからと言っておふだを貼って来ない相手以外にはジャッジで事故らせないと厳しい。

 

マッシルガン-有利

他のgxデッキ同様、祠で撒いてgx倒せば勝てる事が多い。相手のスレハンタイムを最小限に。

 

サルコケコ-不利

このデッキの最大の敵はバラマキデッキである。総じてHPが低く道具を貼って打点を上げる性質上ベンチも絞れない。ジャッジマンで事故お祈りしましょう。

 

ジュナキュウ-微有利

ジュナが重いのでアロキュウに2エネ付くまでは優先してモクローを狩ったり祠でジュナにダメカンを乗せていきたい。上手い相手に複数同時に狩られると動きが一気に止まる可能性があるため注意が必要。ラビリンス割るための予備祠があるかしっかり確認しておくこと。

 

サナキュウ-有利

ドロソ引ければ勝てます。スタジアムさえ張り替えればあとは今日の晩御飯でも考えててください。

 

 

採用を見送ったカード

アブソル

ジラーチの対策として優秀なカード。マッシのベンチ枠を削って上手く出せれば強い。しかし実際回してみると分かるが、ボールをこいつに割ける場面がとにかく少ない。どうしても盤面の必須パーツが多いこのデッキに用意できる余裕が無いと判断し断念。

 

ゼブライカ

四天王決定戦のどうぐおとしを見て気になったカード。HPが比較的高い点やベトンで止まらないのが強い。だが入れるとなると恐らくデッキレシピが大きく異なってしまうため不採用に。地味にサンダーを倒せるのも強い。

 

カウンターキャッチャー

グズマが4になるまでは入っていた。グッズというのが強かったがグズマの入れ替え効果が強いことや、gxに対して先行して無駄カードになることが多かったためグズマを優先。

 

エネくじ

願い星から無理やりエネに触るためのカード。しかしエネくじサーチのためにじならしを使うと結局その後使用した7枚ドローで数少ないエネにヒットできるはずもなく終盤の圧縮された山などでしか確実性が無いため諦め。

 

ククイ博士

構築当時は入れていたが具体的に+20したい場面や相手がはっきりせず枠の関係上抜かれた。テテフ170や蓄積無しの210を祠とセットで倒せるのが分かりやすい対象ではあるが優先度低と判断。

 

今後の環境

幸いメタカードのカモネギ君が流行っていないので、まだある程度は1つのデッキタイプとして環境で戦って行けるとは思っています。特別流行ってほしい訳でも無いのですがもっと他の使用者との構築共有したいので投げやりですが誰かこのデッキを使って構築強くしてください。

 

1年の振り返り

 別記事書くのも大変なので最後にちょこっと。今年は3年間の大学生活の中でプライベート(ほぼポケカ)に関しては一番濃い内容の1年になったと思います。4度もの遠征は人生経験のための旅行という言い訳ながらも、大会に向けての練習で仲間との協力を学べたり、歳の違う人との新たな交流の輪を広げることにも繋がりました。履歴書の何か上手いアピール文にでも使います。

来年は就活ですが出来る限り早く終わらせて(ポケカしたいからと言って適当に終わらせはしない)欲をいえば4月の京都、6月のJCSまでには間に合うよう努力します。

今年1年ありがとうございました。良くして下さった方々は来年もどうぞよしなに。